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私のリュックひとつ分
10年以上前でしょうか。
『私のリュックひとつ分』という
NHKの特番?、単発番組がありました。
"もしも二度と戻れない旅に出るとして、あなたならリュック一つに、何を入れますか?"
という問いに対して、ゲストがあれこれ悩みながら私物をチョイスして、用意された白いリュックにしまっていきます。
そして後半で、そのアイテムを選んだ理由を語る、という内容の番組でした。
個人的には、好きだったのですが、
数回で終わり、レギュラー番組にならなかったことから、あんまり世間的には面白くなかったのでしょう。
印象的だったのは、矢野顕子さんと夏木マリさんの回。
楽譜を持っていこうか悩んだり、アイブロプペンシルを入れたり。チョコを入れるのか、バナナを入れるのか迷ったり。
薔薇の花を外側のポケットに1輪挿したり。
生活必需品もあるけれど、欠かすことのできない心の彩りが何なのかが、ちょこっと垣間見れてわくわくした記憶があります。
それはまあお洒落なチョイスなこと。
素敵だったなぁ〜
私だったら、何をいれるんだろうか。
小さい頃の私は、なぜだかこの番組そっくりのお題を自分に課して、荷物をまとめる遊びをしょっちゅうしていました。
番組が放送されるよりもずっと前の話です。
その頃は、大きいタオルとガーゼのハンカチを何枚も。あと傘を真っ先に、お気に入りのトートバッグに入れていたのを思い出します。
あとは、お気に入りのイワコーの消しゴムを隙間に入れてたような。
濡れることと寒いこと、お気に入りの匂いがなくなってしまうことが、怖かったような。
今の私なら、何が欠かせないだろう。
ぼんやり考えて、ぱっと思いつくのは、
財布、香水、メガネ、ハンカチ、帽子、マフラー、傘、お気に入りのアクセサリー数点。
写真数枚とそれを挟む文庫1冊。
そんなもんでしょうか。
知らない街に行くなら、どすっぴんでも別に平気だし。戻れないのなら、途中で思いついた考えを書き留めることもしないでしょう。
ただやっぱり、熱射病と寒さには耐えられないだろうから帽子とマフラー、傘はないとザワザワしそう。
行き先の街では、お気に入りの工業製品は手にはいるのか、行くまでに暑くも寒くもならないのなら。
それによっても変わってきそうですが。
減ることはあっても、増えることはなさそうな気がします。
