たびより日常(仮)

ひとりで毎日ご機嫌に過ごす方法

初めて一人で海外に行ったら、おばちゃまたちに餌付けされた。

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初めて一人で海外旅行に行ったのは、2025年の4月。

今から半年ほど前のこと。

行先は台湾。3泊4日。

 

食べるのは好きだけれど、食べることへの熱量は少ない私。

台湾式の朝食とか、いろんなお店で食べてみたりするのに憧れはありましたが、

やっぱり面倒くさい。

見知らぬ街を、毎朝ドキドキしながら腹ペコで歩き回りたくない。

そういうわけで、ホテルの朝食サービスを付けることにしました。

 

朝食オプションの値段は、可もなく不可もなく。

よくある、ハッシュドポテト、ウィンナー、スクランブルエッグ、ロールパン、

サラダ、オレンジジュースとか。

そんな感じだろうな。

毎朝お店探ししたり、コンビニに行くよりは楽だし。

探したりする手間を考えたら安いもんだろう、くらいの感覚で予約。

まあ期待していませんでした。

 

でもしかし。いい意味で裏切られました。

 

台湾上陸の次の日の朝、朝食スペースに向かうと

おかゆや、台湾のおかず、饅頭(まんとう)、スイーツが、

ビュッフェ式で用意されていました。

 

なんと!よくある洋食じゃない!

見たことないおかずが、いつも3~5種類とか並んでいる。

ちゃんとしている。

 

”どうせ食べるなら食べたことのない物を!”

というのが、子供の時からのポリシー。

どれも知らなくて、おいしそうな匂いの物ばかり。

朝からテンション爆上がりです。

まずは、2口分ずつくらい全てのものをお皿に載せていきます。

 

ぱくついていくと、どれも美味しい…。

想像していたよりも優しい味で、クセもなく、食べやすい。

定番のメニューなのか、ホテルオリジナルなのかは分からないけれど。

はずれ無し。

一旦すべての味をみてから、再度ビュッフェエリアへ。

特に気に入ったものを多めに盛り付けて、本気食いモードに。

 

次はどれをお替りしようかなぁ、と思っていると

給仕のおばちゃまが私の近くにやってきて、

「こっちおいでー。こっちこっち。」

と誘導。

 

スイーツコーナーへ案内されました。。

見たことのない、甘そうなものがお皿に載ってる。

非甘党の私、デザートのことなんて考えていませんでした。

 

すると、おばちゃまは

「これ食べた?」と聞いてきました。

私「まだですー。」

 

おばちゃま「もちもち。甘い。おいしい。」

 

私「へえー!有難うございます。食べてみます。」

 

おばちゃま「うんうん。おいしいよ。これがチョコで(云々)。」

 

せっかくだしということで、盛り付けて、実食。

 

甘いけど、おいしい。

 

おばちゃま「どうだった?」

 

私「美味しかったです!」

 

嬉しそうなおばちゃま。

 

私「ごちそうさまでしたー。」

 

初日だけかな、人懐っこい人もいるんだなとほっこり。

翌日の朝、また朝食を食べに行くと、今度は別のおばちゃまに話しかけられました。

 

おばちゃま「これ知ってる?食べたことある?」

 

私「いや、無いです。」

 

おばちゃま「これね、こうやってこれにかける。おいしい!」

 

おすすめのおかゆの食べ方を教えてくれました。

 

一旦食べ終わると、昨日のおばちゃまがお皿にスイーツを盛り付けて、

持ってきてくれました。(ビュッフェだよな、ここ?)

 

こんな感じのやり取りが、3日間(宿泊中ずっと)ありました。

給仕のおばちゃま方に、おすすめを教えられ、盛られ。

餌付けされました。

皆さん優しかったなぁ。

美味しかったし。また食べたい。

 

最終日の朝のやりとり↓

 

私「ごちそうさまでした。ありがとうございました。」

 

おばちゃま「おいしかった?」

 

私「今日も美味しかったです。」

 

おばちゃま「明日も来る?」

 

私「今日帰るんですよー。」

 

おばちゃま「そうなのー?ざんねん。また来る?(*'▽')」

 

私「はい!また来たいです。ご飯美味しくて。」

 

おばちゃま「来月?今度はどれくらい?1カ月?」

 

私「うーん。まだ決めてないんですけど。」

(略)

 

別のお客さんたちもいたのですが、絡んだりしていなかった。

一人で海外旅行に来た女子が、寂しげに見えたのでしょうか。

それとも、朝から美味しそうに頬張っている姿が、見ていて嬉しくなったのか。

でも、ある朝一通り食べ終わった後に、饅頭(まんとう)を4個くらい食べた時は、

若干引かれました。

 

海外一人旅ってこんな感じなんでしょうか。

お腹も心もほっこり満たされました。

旅行先のホテルで朝食サービスを付けるのも悪くないなと、思った出会いでした。