旅行に行きたいけど、お金もない。
そんな時は、読書&映画です。
今日は、旅行エッセイ
『ももこの世界あっちこっちめぐり』のご案内です。
内容
書誌情報
題名『ももこの世界あっちこっちめぐり』
著者:さくらももこ
発行:2021年3月発売(単行本の第一刷は1997年6月)
出版:集英社
注意:私が読んだのは単行本版になります。
あらすじ
1996年5月~10月までの6か月間にわたる、さくらももこさんの旅の記録。
(当時の)旦那さん、コーディネーターさんと一緒に、
イタリア、バリ島、アメリカ、パリ等々といった、世界のあっちこっちを旅します。
お気に入りのブランド腕時計を探しに行ったり、ボタンを集めたかと思えば、
お気に入りの絵の作者に会いに行ったり、ギャンブルしてみたり。
お腹を崩しまくりの旦那さんに心の中で、毒気づいたり。
クスっと笑えます。
色んな体験をしてゆくのですが、”素敵なものや景色が好き”という軸はブレません。
こんな人におすすめ
さくらももこ氏は、ちびまる子ちゃんの作者として有名ですが、
数々の面白いエッセイを残されており、こちらもその一冊。
かわいらしいイラストと、旅先での写真が多く盛り込まれていて、
眺めても楽しい旅エッセイ。
ちびまる子ちゃんのような語り口で、親しみやすく、読みやすい。
活字に苦手意識があっても、夢中になれるかも。
かわいらしい物や素敵な景色が、沢山登場するので、
雑貨好き、美しい物好きといった方も楽しめます。
あとがきも、面白いので読み逃しなく。
・旅行気分を味わいたい
・読書(活字)に苦手意識がある
・かわいいイラストが好き
・素敵なもの(雑貨)が好き
・飾らない描写、歯に衣着せぬ物言いが好き
そんな方に、おすすめの一冊です。
個人的感想
寝る前の1冊として、読み始めていたのですが、
読みやすくて面白くて、なかなか寝付けませんでした。
そんな本に会えた時は嬉しくなります。
ハプニングと、面白い人物描写が多いので、基本的にはクスっと笑える本。
ですが、お気に入りの絵画の作者に思いを馳せる場面では、
なにやら、しっとりとしたものが伝わってきます。
”あと何年あのセコイア達は生きるのだろう。例えばあと、二千年位生きられるのだとしたら、どうか人間達が殺してしまったりしませんように・・・と思う。
こんなに昔から続いてきた生命の先輩達の命を勝手に殺しては絶対にいけない。”
これは、世界で一番大きい木を見たくて、セコイアを目にした時の感想。
著者は、世界あっちこっちめぐりの中で、
旅先のオランダでは安楽死について地元の方の意見をきいたりもします。
事故で死ぬのではないかと不安になったり、2歳になったばかりの息子を思い出したり。
本全体の中で、”生きること”のつぶやき、とでもいうような描写が、
ところどころあるのが印象的。
旅の啓蒙書とは違うので、鬱陶しさもありません。
他のエッセイも読みたくなります。
目次(参考覚書き)
スペイン・イタリア編
バリ島編
アメリカ西海岸編
パリ・オランダ編
ハワイ編
番外編