ミニマリストとは
ミニマリストとは、”必要最低限度の物で暮らす人”や
そうしたライフスタイルを指す言葉です。
具体的な持ち物の数は決まってないようですし、
人によって”必要最低限”も異なるので、幅はありそうなものですが、
『ミニマリスト』で、検索をかけて出てくるのは、
ベッドや机のないような部屋ばかり。
昔、ミニマリストだった
布団と机はあったので、ミニマリストを自称するのははばかられますが、
私もミニマリスト的な生活をしていたことがあります。
当時暮らしていたのは、7畳の部屋。
今は無き、無印良品のパルプボードボックスが1列。
(1マスがA4が縦でも横でも入るサイズで、5連になっているカラーボックス)
その中に収まるだけの教科書と資料。
その上に炊飯器とドライヤー、メイクボックス代わりの小さい箱が一つ。
机と椅子と、布団。
備え付けのクローゼットに収まるだけの、諸々の荷物。
洗濯かごも、ヘアアイロンも無く。
通学用のリュック一つと、革の小さめのショルダーバッグが一つ。
服も4日くらいで一巡するので、先輩には
”新入生に、早々におしゃれさを追い抜かれたな”と言われるほど。
うるせえよ、と内心思いつつも、そのまま卒業まで過ごしました。
持たないことにこだわっていた理由
ミニマリストな生活にこだわっていたのは、
・引っ越しの際の処分の手間が心配だった
・物のない部屋に憧れていた
・生活水準を上げたくなかった
これらの理由が大きかったと思います。
将来に対して不安が大きかったのだ、と考えることもできます。
ミニマリスト的生活を辞めた理由
昔はそんな暮らしをしていましたが、
コロナ禍や物価高を経て、ミニマリスト的な生活からは離れました。
理由は、主に次の3つです。
・処分のコストはたかがしれている
・生活にかかるストレスを減らしたかった
・いつでも安く手に入るとは限らない
処分のコストはたかが知れている
卒業に伴う引っ越しの際、劣化した衣装ケースや、机、布団
不要になった家電などを処分しました。
自治体による回収が不可の物もあり、結局、処分業者が必要でした。
業者探しは面倒でしたが、その分一気に片づけることができ、
想像していたよりも、物を手放す手間も費用も掛かりませんでした。
あといくつか家具が多くても、あまり変わらなかったように思います。
生活にかかるストレスを減らしたかった
『ミニマリスト』で、検索をかけて出てくるのは、
ベッドや机のないような部屋ばかり。ラジオやテレビがなかったり。
何もない部屋は、ノイズが少なく、見た目が綺麗です。
暮らしてしばらくは良いのですが、不便なんですよね。
フローリングに布団を敷いたら、冬は寒いし、夏は湿気がたまる。
日々の布団の上げ下げが面倒くさい。
食器を割ったときに、掃除機で破片を吸い取れないのはストレスです。
洗い替えの服はある程度無いと大変。
疲れ切ってるときに、ラジオアプリなんて開く気力なんてなく、
ニュースはテレビで垂れ流してみるのが楽。
たまたま見た特番が面白くて、笑うこともしばしば。
可愛い雑貨を玄関に置いてみると、癒され、
入浴剤を使いわけると、眠りが深くなりました。
物は増えたけれど、小さな不便やモヤモヤがなくなり、
生活のストレスは激減しました。
暮らしやすいって、なんて幸せなんだろうとしみじみ。
必要以上の意識から
知らず知らず、ストレスが溜まっていたのだろうと思い返します。
今は、解放されてめっちゃ楽しいです。
いつでも安く手に入るとは限らない
ミニマリストになると、無性に物の数が気になります。
本を新しく買ったときに、処分できる本を探したり、
新しい服を買ったら、ちょっとだけ毛玉のでき始めたセーターを処分したり。
缶詰やパスタソースが安くとも、物が増えるのが億劫で買わなかったり。
でも今はユニクロも、高くなりました。
食料品も高くなり、異常気象による災害も増えました。
気軽に買い替えたり、いつでも安く物を手に入れられるとも限りません。
少ししたら値上げされて、もっと高くなることも多々。
ミニマリスト的生活ができていたのは、
いつでもそこそこの値段で物が手に入ることが前提で、
”いざとなったら買えばいい”、と考えることができたからなんだと
気づきました。
地震やコロナ禍の時みたいな非常時はもちろん、物が高くなるとそれは難しい。
また、物を持つと生活水準が上がりすぎてしまう気がしていましたが、
そうとも限らないのではないか。
そう考えるようになって、極度に物の数を制限することはやめました。
洋服をはじめ、ある程度物の数があることで長く使えるようになりますし、
安いときにある程度買いだめることで、備蓄にもなる。
見極めは大事だけど、いざとなる前にその都度必要に思ったら買う。
その方が今は安心して暮らしやすいな、と感じるようになりました。
現在でも、さっぱりした何もない部屋に暮らす方にはとても憧れがあり、
ミニマリストの方々のブログを拝見するのが好きです。
でも私の性分だと物や物の恩恵によって癒されることも多く、
”何もない”ミニマリストな生活はしばらく難しいな思うこの頃です。